しゅふたび

女ひとり旅歴30年の主婦がお届けする、旅のアレコレ

空港バスがまさかの満席!でも、急遽タクシーに相乗りしたメンバーが楽しすぎた

      2018/10/29

ホテル ノア」をチェックアウトし、一旦空港に向かいます。
乗るのは夕方の便ですが、大きな荷物だけコインロッカーに預けてから那覇市内をウロつく予定。
コンベンションセンターの向こうにある「ムーンオーシャン宜野湾 ホテル&レジデンス」に空港バスが停まるので、そこから乗るつもりです。

空港バスと路線バス、時間と運賃を比較する

実は当初、多分この日の朝はゆっくり起きることになるだろうと思っていました。

久々の浜田省吾ライヴ、しかも2日間連続ですから、結構体力を消耗するかなと。
浜田さんのライヴは少なくとも半分以上はスタンディングですし、時間も3時間とたっぷり。
もちろんしっかり楽しんでいますが、参加する度に体力のなさを反省します。

ところが実際は逆に爽やかな目覚めとなって、間に合わないだろうと思っていた空港バスの時間にも間に合いそう。
あんまり本数がないので、これを逃すと那覇をウロつく余裕はなくなります。
2年前に宿泊したムーンオーシャンに向かって、ちょっと懐かしい道をキャリーバッグを引いて歩きました。

空港までは、空港バスだと600円で40分くらい。
路線バスなら520円で50分くらいなので、ちょっと微妙なところです。

でも、空港バスって作りがゆったりしているのじゃないかと思ったのです。
大きな荷物もトランクに入れてもらえたり、荷物置き場があったりするでしょうし、快適だろうなと。

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ただ、この程度の距離だとあまり差もないので、時間に余裕がある時は路線バスで十分かもしれません。

フロントで乗車券を購入し、列に並ぶ

発車時間まで10分というところで、「ムーンオーシャン宜野湾 ホテル&レジデンス」に到着。

エントランス脇に空港バス乗り場を発見しましたが、まだ誰もいません。
よく見ると、乗車するにはフロントで乗車券を購入するようにと書いてあります。
ということで、時間を気にしつつホテル内へ。

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広々~~~です。やはり宿泊者としてでないと、ちょっと気後れしちゃいます。
正面にはちょっとしたお庭もあって、敷地面積はかなりのものです。
フロント奥にはレストラン、逆側にはプールもありましたっけ。

宿泊客でない私にも、スタッフさんはとても丁寧に対応してくれました。
こういう時に気持ちのいい対応をしてもらえると、次に宿泊するホテルの候補になったりしますよね。

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ということで購入したのが、空港リムジンバス乗車券。
なんだか仰々しい!?

空港バスがまさかの満席!?次の瞬間に起こした行動とは

乗車券を持ってバス乗り場に戻ると、いつの間にか10人くらいの人が待っていました。
前に並んでいたのは東京からいらしたご夫婦。後ろには後でわかったのですが、近くに住む埼玉出身の女性。
旅の途中でちょっとしたコーフン状態なこともあり、あれやこれやとお喋りしながらバスを待っていました。

ところが!

バス乗り場にいたスタッフが、大きな声で申し訳なさそうに叫び始めたのです。
なんと、前の前の乗り場で、既に満席になったので次のバスには乗ることができないとのこと。
一応そういう注意書きはあったのですが、その通りになってしまいました。

うわぁ・・・。
どうしようかなと思った次の瞬間、前にいたご夫婦が

”タクシーで空港まで行きましょう!”

と誘って下さったので、せっかくだからと便乗させていただくことに。
ご夫婦のご主人の方がタクシーの手配をホテルのスタッフに頼んでくれ、その間に奥様がフロントで乗車券の払い戻し。
私と埼玉の女性も、急いでフロントで払い戻しをして来ました。

とってもテキパキと動くそのご夫婦のおかげで、思わぬトラブルがなんだか楽しいことに!

ずーっと喋りっぱなしの車内で、一期一会を楽しむ

タクシーの車内では、たった今会ったばかりとは思えないほど喋りっぱなしでした。
今回のお互いの旅のこと、今までの旅のこと、そして普段の生活のことも。

東京のご夫婦は、ムーンオーシャンに宿泊されていたのだそうです。
それがなんと、2週間も!!
普段から滞在型の旅行をされているのだそうで、もっと長い期間にすることもあるそうです。

自分たちがかなり長い期間の滞在だと思っていたら、更に長い滞在の人がいて驚いたなんて話も。
世の中にはそういう方がたくさんいるんですねぇ。
あやかりたいもんです(笑)。

一方、埼玉の女性は沖縄が好きすぎて15年も通った結果、最近ついに移住してきたのだそう。
空港バスの乗り場があって、海まで歩いて行ける、この辺りに住むことにしたとのこと。

たまたま前後に並んだだけなのに、三者三様、旅の形が違いすぎです。
すごく刺激的な話をたくさん聞けて、楽しい車内でした。

そしてお一人だけ前の席に座られたご主人は、タクシーの運転手さんとずーっとお喋り。
沖縄が気温が高い土地だということの素晴らしさについて、熱~く語ってらっしゃいました。

旅先で出会うのは地元の方ばかりでなく、旅人同士での出会いも多いです。
目的が同じ旅でも、全く違っていても、話を聞くのはすごく楽しい。

ひとり旅だと、出会った人との会話は誰かと一緒の旅の時より更に楽しいです。
自分からも積極的に話しかけて、旅のエッセンスともなる会話を楽しみたいと思います。

 - 楽しむための工夫, 移動のしかた, 2016.01沖縄